愛しの女王陛下CCR

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以前にもお話ししたことがありますが、憧れの車の一つがCRR(clasicc range rover)であります。 実用性、信頼性とのベストバランスは2nd.レンジと聞きますが、このCRRの独特の雰囲気は捨てがたいものがあります。庶民の足としては甚だ高貴なものでありますが、新車で高級ミニバンを買ったと思えば万全に整備されたコンデションの良いものが買える事が分かりました。とはいっても元値が700万以上する高級車で今私が乗っているy60の新車2台で写真のCRRが買えるということです。当時y60とて決して安い車では無いですが、CRRはメルセデスのGと同様に庶民の手の届かない世界の車だったのですね。このCRRは5年ほど前に私が自宅の近くで走っている後姿を見かけて気になっていた憧れのCRRでした。近所の中古車販売店でその後並んでいましたが、修理や諸々の事でなかなか買い手が付かすその後バックヤードに移動されてしまったのです。知人がCRRを探している事を聞きy60と同い年の英国からのCRRに会いにいってきました。

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5年前は結構修理して乗っていたと言うこのCRRは安置され5年の歳月が経つと残念ながらこのように腐食が進み無残な姿に成ってしまっています。アルミの腐蝕が見られ自慢の3.9L V8エンジンも白っぽくなっています。ゴム・樹脂類は英酷品質と言われるので劣化して見えるのか、単に埃をかぶって汚れて見えるのか私には判断付きませんが、長期間放置すると車は一気に傷む事を感じます。

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ボンネットはサイドまで覆いかぶさる形状の為か湿気がこもりこのように外装のアルミパネルを止める鉄の下地を錆が侵しています。

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アルミの腐蝕でクリアーが剥げた所なのか白くなっています。3.9と言う文字がみえますね。

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距離は98000km強ですので、年間5000km強というところです。

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落ち着いたインテリアでy60のなんちゃって木目調パネルとは違って本物のウッドパネルで直線を基調としたデザインですが、落ち着いた気品を感じます。エアバッグなしのタイプでダッシュボードが低いので前期型というのでしょうか?y60のフロアトンネルが大きく高いといってもこのレンジローバーは完全に左右を分断しています。駆動系が高い位置に配置されている事を感じます。

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リアシートももちろん本皮で分離型ヘッドレストでは無いですが、アームレストが配置されゆったりとした落ち着いた空間です。

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しかし英酷車お得意の天井垂れ下がりは見られます。JAGOURでもみましたが、接着剤が悪いのか?ウレタンが悪いのか?気候が合わないのかこのトラブルは良く聞きます。リアスピーカーがきちんとハイマウントされている辺りが良いですね。y60もこうしような?

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リアビューです。天井のスラント具合が色っぽいですね。これがCRRの魅力の一つですが、あっドアおっ広げだった(失礼。そうそうドアを閉めた感じは重厚そのもので非常に厚みがあるのを感じます。またヒンジもしっかりしていてすっと絞まりボンとこれだけでボディー剛性を感じる事が出来ます。5年寝かせていてもすっとしまいますが、y60は毎日乗っていてもバッキン(爆。

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よく見ると純正のヒッチメンバーが装着されています。たしかインパネの中に牽引のマークがあったのでこの車は牽引を前提に作られている事がわかりますが、国産車のヒッチに比べると軍用車のような本格的な造りでチャーンを掛けるフックも当然備わっている辺りを見ると真剣に牽引の事を考えているのですね。

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マフラーはこれ社外品なのかステンレスで出来ている感じです。ノーマルはこんなに見えなかった感じだし、第一このデザインにあわせて最初から作った感じでは無いですね。

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リアゲートはCRRの弱点らしく良く錆びるそうです。純正で部品を見積もると、とんでもない金額の請求が来るそうですが、アフターマーケットでアルミのものが安く有るそうです。

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このようにグサグサに錆びています。この錆が落ちてバンパーの上にのってましたが、錆はヨンマルで慣れっこなのでこれぐらいで怯む私ではありませんよ(爆。

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一級品のおみ足少し失礼します。この車は壊れると鬼門のようなエアサスではなくy60と同様のコイルスプリングであります。Aアームを見たかったのですが、今回はコイルでご勘弁を。迷惑禁止条例で捕まっては困るので。。。
撮影の為に車両に乗り込んだ感じだけでしなやかな雰囲気が伝わってきます。なんと言うか高級乗用車のような感じと言えばいいのでしょうか。変なツッパリ感がなくてすっと沈みすっと戻る感じです。単に柔らかくぐらぐらでもなくなんと言えばいいのか?上質感がそれだけで伝わりますね。

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エアバッグ無し・コイルスプリング・3.9LのCRRはオリジナルの設計に近く無理が無いと聞きます。また電子制御が少ないので壊れる所が少なく?長く付き合うのにいい個体だそうです。5年前にもっと甲斐性があってこのCRRをお迎えあがれたらここまで酷い状態にはなっていなかったと思うと複雑な気持ちになってしまいます。レストアベースとして再び活躍する日が来るのか?部品取りとして仲間に身を捧げるのか?このまま静かに眠るのか。。。
CRRパッと見るとただの古い四駆かもしれませんが、じっくり見ていくと色々と感じた銘車ですね。

この記事へのコメント

2010年09月26日 09:35
ロバ車の”魔法の絨毯”といわれるラフな地形で揺れないサスは魅力ですね。
くろちゃん
2010年09月26日 11:17
nakajiさん
ありがとうございます。ほんの僅かに車両に乗っただけでしなやかさを感じました。y60はスプリングがしなやかに縮む感じがしますが、CRRはロールセンターから車両が揺れる感じがします。これがAアームの動きかと思った次第です。y60もストックでは滑るように走る感じをようやく感じる事を出来ましたが、不整地での魔法の絨毯の感じにはさすがに及びません。その一方で積載しての安定性はy60に分が有るように感じます。
Bird Dog
2010年10月25日 20:17
こんばんは
給油口が横型なので91年以降のモデルだと思います。北米仕様の溶接してあるヒッチでない、純正オプションタイプのヒッチ、エアサスのCRRよりコイルスプリングの方が整備費用はかからないと思います。まだ直せそうな感じなのにもったいないですね。
くろちゃん
2010年10月25日 21:30
Bird Dogさん
こんばんは。コメントありがとうございます。流石ロバ車の大御所と言う感じの鋭い判別でいらっしいますね。勉強になります。ランクルならばある程度は判別できますが、女王陛下は全くの素人で判りません。このような名車が朽ちていくのは忍びないです。一流の車は見ていて時代を超越した主張を感じます。