路上立ち往生シリーズ その2

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こんにちは くろちゃんです。
路上立ち往生シリーズ第2弾ですよ~。これはちょうど10年前の海の日の出来事。
忘れやしませんあの日の出来事・・・
では始まりです。

第2弾は題しまして「ブレーキが効かない!!! バキュームタンクの破損」です。
あれは夏休みに入ったばかりの出来事です。BJ44Vの原動機換装に伴ってプロペラシャフトの加工が必要となり、ランクル関係の友人から東京のランクル乗りを紹介されました。彼は東京の下町に住んでいて、近所に大型車の特装用のプロペラシャフトの加工業者を知っているとのことで連絡を取りました。

電話したなりから話が弾み2時間ぐらいしたかな(笑)。すっかり意気投合してしまったところ、明日から白骨温泉方面にキャンプに行くから落ち合おうと話がまとまりました。
翌日白骨温泉の駐車場で待ち合わせをして落ち合い、翌日は野麦峠の長野県側からの上り口にある月夜沢林道の入り口付近にキャンプサイトを移して歓談しました。
彼等も大学生とのことで、時間があるので私の下宿まで遊びに来ることで話がまとまり一緒に移動することになりました。

林道から一般道に出て山道を下り始めた時の事です。
基本的にエンジンブレーキを多用する運転なのであまりブレーキは踏みませんが、
さすがにこれは角度が急だからブレーキングが必要だ・・・ブレーキを踏みます

???

効かない!!車が走っていく・・・

思いっきり踏みます
ペダルが中に入っていかない・・・非常に硬い・・・

ペダルの下に何か物が挟まったか・・・

そうでもないようだ・・・
べパーロックはありえないし何だ????

両足でブレーキを踏みつけサイドを思いっきり引きます
少し減速したので無理やりセコに放り込みます
リアタイヤを鳴らしながら減速していき、林道に突っ込み止まりました

・・・・

わずかな時間だったのでしょうが、予想外の事で驚きました。

様子がおかしい事に皆が気づき集まってきました。
どうしたの?
ブレーキが効かなくなったんだ。硬くなったというか・・・
マスターバックに穴開いたのかな?

下にもぐり点検をします。液漏れ、配管の異常はなく倍力装置関係が怪しいと調べてみることに
バキュームホースは最近引きなおしたし、バキュームポンプもちゃんと作動しています。
直接マスターバックにバキュームポンプをつなぐとブレーキペダルは沈み作動します。
マスターバックは大丈夫そうだ・・・・

この様に一つ一つ辿っていくと最後に残ったのがバキュームタンクでした。

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泥が溜まり易いのでいつも念入りに洗い、シャーシブラックを塗っていたのでまさかとは思っていましたが外してみました。特に目立った錆は無いのですが、一箇所少し膨らんだところがありました。

ドライバーで軽く突っついてみると・・・

ズボッ!

穴が開いてしまいました。これだったのか!

しかしここは標高1000m弱の山岳地帯でまだまだ下りは続きます。安房トンネルを抜けると13%の下り急勾配が待っています。下宿までは100キロは有ります。

どうすっぺか!

直結は大丈夫だったから、その方向で考えることにしました。
バキュームの溜めは欲しいからマスターバックの近くにタンクを付けて・・・と
右フェンダーに自転車のゴムチューブでフェンダーミラーに縛りつけてと

穴はどうしようか?

真空引きしているようなもんだから、何か突っ込むか!
木の枝を拾ってきてガムテープを巻き付けトライします。
もう少し密閉性が欲しいなあ・・
一同の顔を見回すと・・・
アッ! それ吐き出してよ・・・
グリーンミントガムを噛んでいたものを無理やり吐き出させ、穴の周りに練りつけ特製の木の枝を差し込みます

おお!いい感じです

なんとも奇妙な光景です。只でさえ目立つ車ですが、フェンダーにはバキュームタンクが無造作に縛り付けてあります。なんとも楽しい姿なのでみんなで命名することに。

臓物はみだし号!

J7#はエンジンルームにコンパクトなバキュームタンクがついてます。まあヨンマルも進化した感じでしょうか。
ブレーキフィーリングも良好です。前後をランクルで挟み珍道中が国道41号線を進みます。

下宿につくと部品取り車から移植を行いたいところでしたが、この部品も穴が・・・エンジンドナーのJ7#のバキュームタンクを取り付け完了です。

バキュームラインのゴムホースの劣化は気にしていましたが、タンクはノーマークでした。
トラックがステンレスのエアータンクをつけているのが納得です。
前期型のヨンマルはエンジン始動と同時にバキュームの警告ブザーが鳴ったと聞きます。
後期型になってそれはなくなりました。パーキングブレーキランプの点灯になったのでしょう。
この症状の前には特に異常は無かったので、センサーが死んでいたのかもしれませんね。

操作系を軽くする為に様々なアシストがありますが、トラブルが増える原因であることは
仕方ないことかもしれませんね。アラスカを走るトラックはノーシンクロのミッション、エアー式ワイパーなど
壊れないことを大前提に作ってあると聞きました。この様なことを経験するとしみじみ感じます。

Y60のバキュームタンクははエンジンルームの中にあったような気がします。
ニッサンはゴムも弱いそうですから、トヨタのバキュームホースで引きなおそうかと思っています。



この記事へのコメント

2009年06月09日 20:34
バキューム系ですか!いきなりブレーキが効かない、重いというのは仰天ですね。拙宅のサファリ1号は、これほどではありませんが、バキューム系のトラブルが出たことがあります。エンジンがアイドル回転になると、サイドブレーキのランプがたまに点灯する、というものでした。原因は、デフロックアクチュエーターの外的破壊によるバキューム漏れ。車検に出した整備工場が見つけてくれました。Y60のバキュームタンクは小ぶりの錆びない樹脂製ですね。
くみちょ
2009年06月10日 07:49
そっか、ヨンマルはバキュームタンクが床下にぶら下ってるんですね。
サファリでのバキュームに関してのトラブルは、ワタシもnakajinさんと同じです(笑)。
デフロックアクチュエーター、「なんでこんなトコロについてんだ!」と怒鳴りたくなる位置なんです。ホーシングを岩でゴリッと擦ったら一発でサヨナラですから。


くろちゃん
2009年06月10日 08:41
nakaijnさん ありがとうございます。
そうです。いきなりでした(笑)仰天にびっくりを付けたいぐらいです。
倍力装置とは実にありがたいもので、壊れてみて良くわかります。
本当にブレーキが硬い!という様な感覚で踏んでも車がすーっと走っていき冷や汗ものです。逆に抜けるのでしたら「やってしまった!」と覚悟ができますが・・・
サファリは重量級なので倍力装置への依存度は高くならざるを得ないですね。
ルーツであるパトロールはそれが無かった分一般受けしなかったのかもしれません。車両としては素晴らしいものだったそうですが。
サファリはデフロックはバキュームを利用する構造なのですか?不勉強でまだ理解していないところでした。
くろちゃん
2009年06月10日 09:04
くみちょさん ありがとうございます。
さすがにトヨタさんもこりゃいかんとボンネット内に持ってきました。逆流防止弁つきのコンパクトな鉄製です。ヨンマルのは浮き輪かエアーホーンのタンクか枕にしたいぐらいです。
J7#のBJ時代のワイヤー式デフロックが一番ですね。その後「ひねりもの」と呼ばれる電動式へ変わりましたが錆などで動作不良があります。 
私の73もリアがロックしたまま解除できなくなり困りました。オンロード直結はつらいものがあります。こんなにデフって大切なんだ!と思い知らされます。路面の轍の荒れ具合の左右差、高低差でさえも忠実に教えてくれます。時々引っ張られる感じがしたり、それを吸収すべくアクスルがトルクステアをする為にふらふらです。耐え切れずにアクチュエーター交換しました。高かった記憶があります。
2009年06月12日 07:27
ワイヤー式だとフールプルーフが実現しづらいですね。
昔は「ご利用は自己責任でお願いします」という感じでしたが、ユーザー誤使用による事故でメーカーが賠償する事例が多発してから方向性がかわりました。
Y60ではスタビ解除機構はワイヤー式ですが、Y61では電動式です。
とりあえず、フールプルーフを嘆くよりは、憑いていることを歓ぶようにしています(笑)
くろちゃん
2009年06月12日 08:22
nakajinさん ありがとうございます。
なるほどその様な事情があったのですね。納得です。
確かにセンターデフロックを押してドアロックが掛らないと苦情が来たなどの話を聞いたことがあります。ある事を知っている者の立場で理解しようとするとある特性のみに注目しますが、市販車で多種多様な方々に販路を広げメーカーとして安全性を担保する為には折衷案としてはベターな選択ですね。最も必要だからメーカーとしてもこの装置を残したことを素直に喜ぶべきですね。
サファリにフロントにデフロックが装着されないのもこの様な観点からのメーカー判断かもしれません。価値観の多様性から車もそれに対応する事が求められ変化していくのですね。次期パトロールはニッサンが市場ニーズをどう読んで進化させてくるか楽しみです。Y6#の様に20年ほどは大きな変更が無いぐらいのいいものが出来てくることを期待したいと思います。