路上立ち往生シリーズ その1

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こんにちは くろちゃんです
今まで自動車に乗ってから何回か路上で立ち往生した事があります。今時の車ではめったに無いでしょうが、古い自動車ならではと思っています。この経験のお陰で予防整備というものを覚え、毎年の車検(貨物車なので)と半年点検は健康診断のように整備計画を立てて重整備ぶつけるようにしています。少ない経験ですが、こんな事もあるんだとご覧下さいませ。

まず、第一回目は「ウォーターポンプトラブル」です。
大学の冬休みに秋田の友人宅に遊びに行った際のことです。国道8号線でひたすら北上し、左側に冬の日本海を延々と眺めながら新潟市に入ると角栄道路と呼ばれる片側4斜線のバイパスを走ります。新潟市を抜けると京都から続く国道8号線に別れをつげ、国道7号線に入ります。越後平野を眺めながら走っていると雪の量も増えてきます。山形県を一瞬通過して秋田県に入ります。北陸も雪国(画像は通勤時の北陸の冬道)ですが、秋田は北国で気温、雪質、雪の量も全然違いました。路面は当然完全な圧雪路で気温も氷点下であり最も滑りやすい路面状況でした。
 路面は大型車のチェーンの跡や、除雪のムラでガタガタで常に騒音と激しい振動との同居を余儀なくされます。ようやく10時間以上かかって秋田に付く頃には耳がおかしくなるぐらいでした。

秋田ではきりたんぽ鍋、ハタハタ、森岡のわんこ蕎麦を楽しみ、乳頭温泉にも行きました。八郎潟の日本とは思えないような広大な景色に驚いたのが懐かしく思い出されます。

冬の秋田を満喫し友人と帰路に着きました。また行きと同じように国道7号線を走り戻りましたが、寒気の影響で行き以上の激しい雪でした。ボンネットに見る見るうちに雪が積もり、ワイパーで雪は押し固められ視界がどんどん狭くなります。行きの倍以上の時間が掛ってる様です。日が暮れ路面の凍結も一段と酷くなってきた頃ようやく新潟市に着きました。時間が随分と超過したので、北陸自動車道を利用する事にしてインターを目指しました。

インターのゲートを通過したのは9時過ぎだったでしょうか。巡航速度に達したのと同時ぐらいに水温計が急激に上昇しました。時々電気系のトラブルでメーターが不安定になる事は多々ありましたが、その際はいつも全ての針が上昇するのでいつもの事か・・・と無視していました。
今回はどうやら様子が違うようです。
ぐんぐん上昇し、メーターを振り切ってしまいました。
ボンネットの先から何らや湯気のようなものが上がったと思ったら、クーラント独特のエチレングリコールの甘いにおいがしてきました。

車を路肩に止めボンネットを開けると、蒸気が充満していたのが無くなるとようやく中が見えてきました。
ウォーターポンプのシャフトの付け根から冷却水が漏れ、シャフトも傾いていました。当然ベルトのテンションも掛っていないのでクーリングファンは回るわけが無く、またオルタネーター、バキュームポンプも使い物になりません。
事態を飲み込み高速道路の非常連絡用の電話まで歩き、状況を説明しJAFを呼んでもらいました。
危険であるから車中から出てガードレールの外に出るように指示されます。
車から毛布を持ち路外に出てJAFを待ちますが、なんとも長い時間でした。
よりによって雪はますます酷くなり、吹雪のようになって来ました。

JAFによってインターまで牽引してもらい、ヨンマルをそこに置き、タクシーで新潟駅から急行で戻りました。

翌日お世話になっていた自動車修理工場に話すと、おじさんは一気にベアリングがいったんだな。
ガラガラと変な音がしたり、冷却水が減ったり前兆が無かったか?と聞かれました。
クーラントの漏れは特に無かったので全然冷却系のトラブルは気にしていませんでした。
秋田に雪道を延々と走っていたことを話すと騒音で気付かなかったんだな。
まあ仕方ないよと積車の鍵を渡されました。

再び雪の北陸道を新潟まで走りヨンマルを取りに行きました。
雪は昨日よりも酷く、高速道路も圧雪です。スノータイヤの積車は制限速度の50キロがやっとです。
バンクの度にリアが滑っていきます。どんどん雪は降り積もります。

ヨンマルを載せ帰路に着きますが、滑るため総重量5トンほどある車が軽く感じます。
ものすごい勢いでトレーラーに抜かされた時も風で持っていかれます。
1地時間ほど走ったら、先ほどのトレーラーが横転していました。
対向車線が通行止めになったのか、車が走っていません。

やっとの思いで高速を下りて自動車修理工場に着きました。

外したウォーターポンプはベアリングが完全に破壊されていました。
走行距離にして15万キロほどだったと思います。
幸いエンジンのヘッドにも問題は無くウォーターポンプの交換のみで済みました。

これ以来、遠乗り前には必ずウォーターポンプのガタとベルトの張りを確認するようになりました。
また雪が振振る前に整備は済ませる様にもしています。

Y60のヨンマルの2Bエンジンと同じ構造ですので、要注意項目の一つと思っています。


この記事へのコメント

くみちょ
2009年06月08日 18:35
雪の故障は精神的にも堪えますね。
まして寒いし、暗いしでホントに不安だったろうと察します。
ワタシも雪の日、J24に乗っている時にリアヒーターのホースがぶっ裂けて車内がエチレングリコールのお湯だらけになってしまったことがありました。
くろちゃんさんの記事を読んで、あの匂いが鼻腔に再現されて来ましたよ(笑)。
くろちゃん
2009年06月08日 18:50
くみちょさん ありがとうございます。
あれ以来エチレングリコールの臭いがするとドキッとしてしまいます。
きっとトラウマってやつですね。
くみちょさんもエチレングリコール仲間ですね。
未だにスーパーの駐車場でもヤツの臭いがするとキョロキョロしてしまいます(笑)。
冷却系のネタに拘っているのもこの影響が大と分析します。

しかしアレは参りました。やっと高速に乗りホットした矢先ですから。
Y60の鋳物のケースのウオーターポンプを見たとき忘れていた悪夢が蘇ったのは言うまでもありません。君もか・・・
旧車オーナーの話題の中に必ず出てくる武勇伝の一つでしょうね。
2009年06月08日 19:48
拙宅サファリ1号(TD42)は、ウォーターポンプを14年の間に2回交換しました。異音が出たからだったと記憶しています。TD42のウォーターポンプはファンベルトの要の位置にあるので、ベルトの張りを強くしすぎると、ウォーターポンプの軸に負荷が掛かりすぎて寿命が早くゆきます。ベルトがすり減って泣くときは、泣き止めや張りを強く調整するよりも、潔くベルトを交換するほうが、結局は安く済むように思いました。(程度によりますけど(笑))
Peg
2009年06月09日 00:34
雪の中、大変な目にあいましたね。でも、事故にならずに何よりです。
私の場合2年前のお盆に秋田で、トレーラーのヒッチが壊れてしまい大変な目にあったことがあります。幸い、停車時に異常に気づきましたが、気づかずに牽引していたらと思うと今でもゾッとします。近くの自動車整備工場に駆け込み、溶接修理してもらいましたが、お休み中だというのに快く修理していただき、さらに修理代も格安。旅先での優しさに感謝したことを思い出します。
くろちゃん
2009年06月09日 08:16
nakajinさん ありがとうございます。
ベルトの張りの調節は重要だと思います。ウォーターポンプのみならずオルタネーターのベアリングも然りで損傷原因の要素になるので、ベルトは消耗品と割り切り早やめの交換を心がけています。
14年で2度ですか・・・距離にもよるかと思いますが、年式で考えると私のは3回目が必要になりそうです。こまめにコンディションを確認しないといけないようです。
くろちゃん
2009年06月09日 08:25
Pegさん ありがとうございます。
まだまだ他にもあるのです・・・本当に事故にならなくて良かったと思います。距離だけだと世界一周したようなものですから、まあ色々あるでしょうね(笑)。
お陰様で、必要に迫られて勉強しましたよ。だから変なところにやたら詳しくムラがあります。ここがプロとの大きな違いでしょうね。

トレーラーヒッチが壊れるのも穏やかでないですね。
軽自動車一台ぐらいの重さが有りますし、大事に至らなくて良かったですね。
困った時に親切に出会うと本当にありがたいですね。