k-BJ44V 原動機換装(2B→13BT)作業編

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こんにちは。くろちゃんです。
今回はヨンマルの原動機換装についてです。
エンジン換装はこのフレームでは3回目です。S56年12月登録のBJ44Vでしたのでいわゆる2Bエンジン後期型が載っていました。ところがエンジンのコンディションが芳しくなく、たまたま知り合いの修理工場にS54年登録のBJ41幌車がありました。前期型の2Bエンジンでしたが調子がいいので載せかえる事にしました。

ところがデスね、いざ載せ変えてみてビックリ!!(単に知識不足ですが)
クランクシャフトのプーリーキーの太さが違う
オイルクーラーの形状が違う
パワステのベーンポンプ取り付けのネジアナがブロックに足りない
などなど前期と後期で相違点が有り、すんなりいかないのです。
一番困ったのがクランクシャフトのプーリーキーでした。この為にパワステを諦める事になったのです。というのも年末近くの車検だった為に時間が無く、また若かったので「力の無いランクルはダメだ!オモステ上等だ!」と血迷って外してしまいました。この時にエンジン換装という禁断の楽しみを知ってしまい今後の泥沼にはまっていくきっかけとなるのです。

前期2Bと後期2Bは56年排気ガス規制による変更でしたが、走行フィーリングはもちろん違いました。後期は中低速が厚かったような感じですが、前期はフケが軽く高回転型のような気がしました。あくまでもOHVディーゼル出の話ですが・・・ただ、よりどりミドルには車の挙動からすると後期が合ってる様な気がしました。

そうですね10万キロぐらい走った頃に後期の44vをあげるという話があり、喜んで貰いにいきました。これでやっとパワステと後期の2Bに戻れると思いお外で載せ変えしました。ところがしまっておいたパワステが捨てられてしまったのです(涙)。エンジンのみ後期に戻りました。

学生の頃は気ままな車中泊全国下道行脚をしていました。家財道具をつんでだらだらぼーっとツーリングです。積載重量があるのでどうしてもモアトルクが欲しく、巡航時の快適性のために5速が欲しくなってきました。ヨンマルのBエンジンは2トントラックのダイナ用として開発され、ボアアップしながら進化してきています。ひょっとしたら載せかえれるのでは?と思ったところから13BT化がスタートしました。いろいろ情報を集めているとどうやら比較的簡単にできそうな目処が立ちエンジンとミッションを探していました。

すると出てくるものですね。友人が13BT搭載の70系を2台持っていてそのうち1台は廃車しており、そのエンジンとミッションを譲ってくれる事になったのです。そして念願のプロジェクトが始動しました。そのドナーとなったのはこの平成元年式BJ71です。

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エンジンは友人宅の近所の鉄工所のクレーンで行いました。エンジンとミッションを一緒に引っこ抜き、2Lエンジンのハイラックスに載せ150kほど離れた作業場所へ運びました。このシングルキャブのハイラックスは軽いのか良く走りました。

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さあいよいよ作業開始です。先日のボディ換装と同じく青空作業です。もちろん日本での平成の出来事ですよ。エンジンの載せ変えは抵抗はありません。
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H41Fミッションはシフトレバーを外すのがてこずりました。もともとPTOウインチがあったのですが、重いので下ろしちゃいました。左端のレバーはその名残のものです。しかし長いシフトレバーですね。いまどきバスでもこんなのは無いですよ。初めてヨンマルに乗ったときにこの長さにびっくりしました。

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どんどんばらします。エアクリーナーケースを外したところです。ファンシュラウドはパワステ無しの車は異常に長く、6気筒と4気筒の長さの差をカバーしてるのでしょうか。又後期型と前期方ではアッパーホースの位置も左右逆です。パワステのベーンポンプがオルタネーターの上に付く関係ですね。

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ヨンマルはこのように前周りが簡単にばらせるのでエンジン換装にはもってこいの車です。普通の人はしませんね・

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補記類の付け替えをしています。この時点ではプロペラシャフトの加工がまだだったので、H41Fを13BTにつけました。13BTオーナーで「あれ?」と思った方は結構マニアですね(笑)このエンジンは青いブロックなのです。13BTも後期と前期がありナナマルは赤い13BTの方が一般的だった様です。細部変更されており、フライホイールの取り付けボルトが6本から8本に増えていたり、ポンプのセッティングも違った感じがします。

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いよいよ2Bエンジンとグッバイです。もちろん4トンユニックで引っこ抜きです。ダンボールの寝板は疲れた体には心地よく眠りそうになりながらミッションメンバーを外します。

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このときは三菱ふそうファイターでした。4トンクラスはフレームがしっかりしていていいですね。

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ひょいっと2B+H41Fが空に舞います。何キロあるんだろう?300キロ?400キロ?さすが三菱ふそう戦士です。海沿いの空き地なのでかもめたちもビックリです。

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すかさず、新原動機直噴ターボディーゼル13BTが送り込まれます。ロータリーエンジンでは有りません。ベルハウジングは13BT用を使ってます。

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いらっしゃい新しいお家へ!ここが君の働くところだよ。さあこれから補機類の取り付けが始まります。

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何とか落ち着きました。 ホッと一息です。お疲れ様でした。

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その後は自分ひとりでコツコツと組み立てました。自宅から作業場までは40キロほど離れていたので毎朝5時におきて50ccのモンキーで通いました。あるとき作業していると誰か車を揺らすのです。??すると地響きがして地震がきました。震度4でした。びっくりしましたよ~

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組み上がってきました。毎回思うのですが、本当にエンジンがかかるのだろうか?期待と不安に胸が一杯になる時期です。不思議と車が臨死の状態のような気さえするのです。早くこの世に呼び戻さないと・・・・
せっせとモンキーで通う日々が続きました。

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エンジンをかけるときが来ました。キーをひねります。
セルはうんともすんとも言いません・・・・
気を取り直して電気系の点検をします。セルモーターもリレーにつながるコードの接続をしてませんでした。
再びトライ
ギャギャギャ・・ガガガガガ・・・直噴独特の咆哮が響き渡り、強烈なスメルがあたりに漂います。
こうしてヨンマルは復活しました。
その後も完全に定着するまで様々なトラブルがありましたが、ようやく落ち着き今に至ってます。

軽い車体にトルク型エンジンは豪快な加速と燃費が魅力的でした。基本的にはあまりシフトダウンをする必要が無くオーバートップのままブリブリ走っていきます。友人のショートの41に載せた車はちょっとしたスポーツカーでした。
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さて、2Bエンジンですが、友人がエンジンを焼いてしまい再びヨンマルで働く事となりました。

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はい収まりました。がんばってね2B君

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こちらは納屋でのエンジン換装です。このようにキレイにするといいですね。性格の差が出ています。(苦笑)

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このようにして鯨の様に利用されるランクルたちでした。この互換性がランクルプライベーターにとっての最大の魅力ではないでしょうか。世界のランクルはこういうことなのかもしれません。
仲間内ではランクル生協(LC.COOP)と呼び
廃車は仲間内でリサイクルを!合言葉にネットワークを作ってました。
一つの物を長く使うこれが究極のエコではないだろうかと思いました。


この記事へのコメント

くみちょ
2009年05月12日 07:55
すげえ、、、生粋のヨンマルマニアですね~。
ランクルは互換性も高いし、「え?」というよーなパーツまでT社が新品供給してくれるし、ホントに重整備プライベーターには嬉しい四駆ですよね。

サファリでは正直、整備性では敵いません。
ナニよりも臓物が重すぎます(笑)。
多分、こーやってTDを空中釣りするとユニックの方が倒れるかもしれませんね(汗)。


くろちゃん
2009年05月12日 08:20
くみちょさんありがとうございます。
マニアというより、必要に迫られてびょーきになったという方が正確かもしれません。やっぱりユニック4トンはです。1hzやTD42のように鋳物の塊は7000ccぐらいでひょいと更なる鬼のトルクでねじ伏せないとダメでしょう。いつも思うんですが、エンジンやミッション重いですね。一度クラッチ交換でH55Fのベンチプレスした時は遠いところから声が聞こえてきました。
「ご飯ですよ~」
「はーい!!」「えいや!!」
最終回は公認のレポートです。くみちょさんの添削お願いします。(笑)