NA大排気量エンジンへの変化

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こんにちは くろちゃんです。世界で活躍する4輪駆動車であるサファリ、ランクルには現在も古典的な直6NA4.2Lディーゼル(TD42、1HZ)がラインナップの一部に残されています。排気ガス対策のコモンレール式ディーゼルターボエンジンにメイン原動機の座を譲りつつも信頼性で残されているのでしょう。今までいろんな原動機を乗り継ぎましたが、その際に4.2L直6ディーゼルに行き着くまでの道のりを私なりに感じたことをお話したいと思います。
ランクルを何台か乗り継いできて2B→13BT→1HZ→1PZと振り返ってみるといろんな原動機と付き合ってきましたが2t超の車はトルクが30kgmぐらい無いと通常使用ではストレスがたまることを一番感じます。
ランクルJ7#はB→2B→3B→13BT→1HZ・1PZ→1HD-FT→1VD-FT
サファリY16#・Y6#はSD33→SD33T→TD42→TD42T→ZD30DDTi
とスケールアップしてきます。最大トルク22kgぐらいから30kgそして35kg超へと変化し、動力性能は必要最低限→必要充分→必要十二分となってゆきます。

ちなみに私が乗ってきた原動機とミッションの組み合わせ及び搭載された車両達です。車トータルで話す時には変速機も大切な要素で、先日のファイナルギアの話題の通り走行フィーリングが随分と変わってしまいます。幸い?同じ変速機とファイナルしかも車両重量がいずれも1900kg台と似たような条件でした。原動機の性格を知るには好都合な条件が揃ってます(笑)。以下の通りです。
2B+H41F (BJ44V)
3168cc 93ps 3600rpm/22kgm 2200rpm

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2Bは調子のよいものは、黒鉛も少なく意外と高回転まで回りよく走りました。しかし、積載したり急な上り坂は2速まで落とす事が必要でした。長い登坂車線があるような所は3速全開で左側を走行ですね。いいのだけどもうひと声ほしい感じでした。

13BT+H55F (BJ74V、BJ44V改)
 3431cc 120ps 3400rpm/29kgm 2000rpm

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13BTは直噴ターボでした。レスポンスが良く頭打ちは早かったのですが、トルク型エンジンで1500回転ぐらいからトルクがぶりぶり立ち上がり通常走行ではなんら問題はありませんでした。登坂車線も関係なく追い越しポイントでしたね。あと燃費の良さが魅力でリッター10キロは楽勝で、12~13km/lが通常でした。(TD42 ATは・・・です)ただし、その反面冬場には水温が上がらず、寒かった!またエンジン始動時の独特の鼻が曲がるような直噴スメルは戴けなかったです。音は勇ましく僕は好きでしたが、世間からするとトラックそのものでやかましかったでしょうね。

1HZ+H55F (HZJ73)
 4163cc 135ps 4000rpm/28.5kgm 2200rpm

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1HZは良かったですね。エンジンをかけた瞬間から心が躍る直6サウンド。クラッチミートすると今までの原動機とは一線を画すトルク感でした。2000回転からどんどん伸びてきて3000~4000回転までもう伸びし余裕がありました。積載時にもダレず、山間部の標高がある曲がりくねった道でも3速から4速ホールドでアイドリング付近から立ち上がり、運転がとても楽でした。ここら辺のアイドリング付近から1500回転ぐらいのトルクが厚いので3000cc級のエンジンとの大きな違いで余裕を生む部分で、目指したのはこの部分だったのでしょう。


1PZ+R151F (PZJ77V )
 3459cc 115ps 4000rpm/23.5kgm 2600rpm

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1PZは1HZの1気筒足りない5気筒で軽量コンパクトでした。回すとスムーズにフケ上がりよく粘りましたが、セミロングにはちょっとトルクが足りない感じが・・・
登坂車線では、右にするか左を走るか迷う感じです。燃費が良く10~11km/lは走りました。H55Fが組み合わさってギア比が低かったらもっと乗り易かったのではないだろうかと思ってしまいます。残念です。

ある日1HZ搭載のHZJ73で山道を走ってました。日陰では雪が残っていて嫌な感じの路面状況です。案の定、乗用車が側溝に落ちていました。携帯の電波も通じず困っている様子なので引っ張ることになりました。結構急な登りでしたが73はアイドリングでクラッチミートし軽くアクセルを踏むか踏まないかで乗用車を上げてしまいました。正直、この低速トルクには驚きました。13BT、2Bだったらもっと吹かさないとまず上がらなかったでしょう。数字では似たスペックの1HZ、13BTですがトヨタが目指したのはこうゆうところだったのかと深く実感しました。標高が高いところや、不整地などで高負荷が掛る使用状況で、ゼロ発進から通常走行までの過程でしっかり走る為に大排気量化が行われたのだと思いました。

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